先輩職員が語る市町村職員のやりがい 事務職のやりがい

Lさん(20代・入庁4年目・専門職、 保健師)

私は、現在、健康推進課で保健師として働いています。健康推進課では、成人保健事業・母子保健事業・予防接種事業などを行っています。保健師の業務の主たるものとしては、母子・成人健康診査及びその結果の経過観察や予防接種、健康相談、家庭訪問などがあります。

私は主に母子保健事業を担当しており、妊娠期から幼児期における母子と関わっています。

妊娠・子育ての中で、少子化や核家族化の影響もあり、相談相手も少なく母親には様々な不安や悩みがあります。保健指導や支援を行うに当たっては、相談を受けたり、家庭訪問をして様子を確認したりしながら相手との信頼関係を築き、少しでも不安を和らげたり、自分で問題に気づき、前向きに過ごせるように支援することが大事だと思っています。

相手に寄り添い、一緒に考えていく中で、母子が健やかに過ごしているのを見ると、保健師としての責任の重さを改めて考えさせられるとともにとても嬉しく思います。また、その経験が次の相手に生かされる事も多く、日々やりがいをもって頑張っています。

Nさん(20代・入庁5年目・専門職、 看護師)

私は、看護師として保育所に勤務しています。

保育所の子ども達は、一日の大半を保育所で過ごしています。

そこで私達、保育所の看護師は子どもの健康を守っていく大切な役目があり、それと同時に子ども自身が自分の体を守れるような力を付けさせる健康教育をすることも重要な役目だと思います。

業務内容としては、園児の毎日の健康観察、感染症の予防管理、与薬、事故やけがの処置、離乳食指導、アレルギー児の対応、健診の介助、歯磨き指導、ほけんだより作成、毎月の身体計測、医薬品の点検、視力検査などがあります。

元気な子ども達に囲まれて、自分自身も元気をたくさんもらえるのも特権です。保育所は子育て支援のための地域の中核となることが求められているなかで、私達保育所の看護師は、子ども達の健康の保持増進をはかる、とても大切なやりがいのある仕事です。

Mさん(20代・入庁3年目・専門職、 保育士)

保育士の仕事のやりがいは、何といっても0歳児から6歳児の子どもたちのパワーをもらえることです。共に笑い、考え、感動し、その成長を保護者の方と喜びあえるのがなにものにもかえがたいものです。とりわけどこの保育所でも均一的な保育内容・サービスを提供できるのが公立保育所の特徴でもあり異動があっても戸惑いはありません。

専門職としての資質が求められ、複雑・多様になっていく子どもの環境などますます対応が難しくなっておりますが、「ほんとうに保育所にあずけて良かった」と言ってもらえるよう、幅広い子育て支援の充実など自分自身成長していきたいと思います。

私たちが年を重ねていっても「先生 僕が大きくなったら結婚しような?」と言ってくれる子がおり、「うん、しようね!」と即答。保育士冥利につきます。

Oさん(20代・入庁6年目・専門職、消防職)

消防職は、火災現場で活動する消防隊、災害現場で人を救出する救助隊、病気や大怪我をした人を病院へ搬送する救急隊、建築物の消防用設備の検査や防災指導を行う予防業務などがありますが、どの仕事も市民の生命、身体、財産を火災等の災害から守るために必要不可欠な仕事です。

災害現場活動では、どんなに厳しい状況でも最後まで強い意志をもって活動することが必要であり、一瞬の判断ミスが、要救助者だけでなく、仲間や自分を生命の危機にさらすことになるため、安全・迅速・確実な現場活動が行えるよう日々厳しい訓練を行っています。

厳しいこと、辛いこともたくさんありますが、市民の方々に「ありがとう」と感謝され、喜ばれた時には、自分の仕事に誇りを持つとともに、大きなやりがいを感じることができます。